「鳥って、こんなに種類がいたのか」。館内を歩きながら、何度もそう思いました。
十日町市の松之山にある「森の学校キョロロ」(正式名称は、十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ)に、10時10分ごろから入って、約1時間見学しました。鳥の剥製、世界の蝶の標本、初めて使った単眼鏡のこと、行く前に知っておきたいことをまとめます。
先に知っておきたいこと
- 見学時間は、10時10分ごろから約1時間でした
- 支払いは、QRコードとカードが使えました
- 館内は空調が効いていて快適でした
- 高い所に登る場所があるので、歩きやすい靴がおすすめです
- キョロロの森(屋外)に入るには、入館券と入山受付が必要です(今回は入っていません)
館内の様子
館内は、空調がしっかり効いていました。歩いていて快適でした。
空気清浄機が動いていて、匂いは感じませんでした。
松之山で捕まえたヘビやカエル、オオクワガタ、小魚などが、ケースに入って展示されています。

展示ケースの中のクワガタ
積雪の深さを示すポールと、雪に埋もれたキョロロ
館内に、積雪の量を表したポールが立っていて、その隣には、雪に埋もれたキョロロの展示がありました。松之山は豪雪地帯なので、雪は普段から見慣れています。ただ、展示の写真は2012年2月のもので、豪雪の年だったため、除雪をしていないと建物が埋もれてしまうほどだったそうです。最近は、少雪の年と大雪の年の差が大きいと感じます。大雪になると、そこで暮らす人や生活する場所にとっては、とても大変なことなのだと実感が湧きました。

積雪の深さを示すポールと解説パネル

雪に埋もれたキョロロ。2012年2月の写真
鳥の剥製・骨格・鳴き声の展示
鳥の展示は、剥製、骨格、特徴の説明、鳴き声と、見せ方がいくつもあります。
正直に言うと、鳥の種類について深く考えたことはありませんでした。興味もあまりなかったです。そんなに多くはいないと思っていたので、並んでいる数を見て少し驚きました。
身近な鳥の展示もありました。カラスの標本と、鳴き声のボタンです。普段から見慣れているカラスにも、2種類いるらしく、鳴き声もそれぞれ違いました。身近な鳥でも知らないことがあるのだなと、少し感慨深かったです。
トンビやタカなどの猛禽類も並んでいました。私には、どれも同じように見えていました。けれど、大きさや姿、形、特徴、色がそれぞれ違うと分かり、とても勉強になりました。

アカショウビンの剥製と解説パネル

鳥の羽の展示と解説
キョロロで見たクマ・イノシシ・カモシカの剥製
鳥のほかに、大きな動物の剥製もありました。ツキノワグマ、イノシシ、カモシカの3種類です。
カモシカは、全身の剥製と骨格の両方が並んでいました。見た感じ、やはり大きいなという印象でした。
クマとイノシシは、頭だけの剥製でした。体の大きさなら、イノシシよりクマのほうが大きいと思っていました。ところが、頭の大きさだけを見ると、イノシシのほうがクマよりも、ひとまわり以上大きく、少しびっくりしました。
写真や図鑑で見るのと、実物を目の前で見るのとでは、大きさの感じ方がまったく違いました。剥製や骨格を並べて見比べられるので、ぜひ見てみてください。

カモシカの全身骨格

展示されている頭蓋骨と解説
初めて使った単眼鏡で見えたもの
単眼鏡を使うのは、これが初めてでした。片目でのぞくのも初めてで、少しとまどいました。ただ、ピントを合わせるのは簡単で、見える景色もくっきりしていました。実際に探してみると、鳥よりもトンボのほうがよく見えました。この時期は、やはりトンボが多いのだと思います。
鳥のほうは、この場所からだとなかなか見えないのかもしれません。ウグイスが鳴く季節にも、来てみたくなりました。

単眼鏡で鳥探しを体験できるチャレンジコーナー
志賀夘助コレクションの蝶
世界の蝶を集めた「志賀夘助コレクション」は、蝶の種類が多すぎて、驚きました。
よく集めたなあ、というのが正直な感想です。これだけの種類を集めるのは、きっと大変だったと思います。

志賀夘助コレクションの蝶の標本(1)

志賀夘助コレクションの蝶の標本(2)
奥のアトラクションと広場
館内の奥には、松ぼっくりを釣り上げるなど、遊べるアトラクションがありました。多目的広場には、ハンモックもあります。
館内には、春夏秋冬の棚田を写した写真パネルも並んでいました。普段から見ている景色なので、驚きはそこまで大きくありませんでした。
ただ、初めて来た方にとっては、見慣れない景色で、ふだんと違う体験になると思います。ハンモックに横になって外を眺めるだけでも、いい時間になりそうです。天気のいい日は、お昼寝もいいかもしれませんね(笑)

多目的広場のハンモック
高い所に登るときの注意
館内には、高い所まで登れる場所があります。地上から何メートルあるのかは、わかりませんでした。登る階段は暗く、階段や壁にあるLEDの小さなライトが頼りです。

展望塔へ上がる階段
靴は、スニーカーなど歩きやすいものをおすすめします。サンダルやヒールは、難しいと思います。
手すりづたいに下を眺めると、足がすくみます。
ただ、下でライトアップされた作品を眺めると、幻想的な光景が広がっています。

大地の芸術祭の作品プレート(Y021・Y022)

上から見下ろしたライトアップの作品
説明パネルにも書いてあったとおり、宇宙空間にいるような不思議な感覚になりました。
手すりは付いていますが、寄りかからないように気をつけたいところです。壁づたいの手すりは、歩くことに不安がある人が使うといいと思います。

階段を上から見下ろした様子

展望塔から見た棚田
上から下を見ると、結構高い所まで登ってきたなと感じます。
気になった点と、向いている人
気になったのは、高い所に登る場所のガラスの汚れと、少し暗いことです。靴は、行く前に決めておくと安心です。
鳥や虫にあまり興味がなかった私でも、約1時間、飽きずに見て回れました。生き物が好きな人は、単眼鏡も含めて、もっと長く過ごせると思います。歩くことに不安がある人は、壁づたいの手すりを使いながら、ゆっくり回るのがよさそうです。
キョロロの森(フィールドミュージアム)について
キョロロの外には、約80ヘクタールの里山「キョロロの森」が広がっています。屋根のない博物館、フィールドミュージアムとも呼ばれる場所です。
入るには入山受付が必要です。館内の受付で入館券を求めて記名し、入山者プレートを受け取ります。プレートは身につけて入山してください。
動植物の採集と、山菜やキノコの採取は禁止されています。服装やマナーも案内されているので、入る前に公式サイトで確認してください。散策時間の目安は、1〜2時間です。今回は、私は森の散策には入っていません。
駐車場は舗装されていてスペースもありますが、白線はありません。ほかの車の邪魔にならないよう、スペースを守って停めてください。
森の学校キョロロの基本情報
情報確認日:2026年10月12日
| 名称 | 十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ |
|---|---|
| 開館時間 | 春〜秋:9:00〜17:00(最終入館16:30) 冬期:9:00〜16:00(最終入館15:30) 2026年12月1日〜2027年3月7日は、16:00閉館 |
| 休館日 | 春〜秋:火曜 冬期:火曜・水曜 火曜・水曜が祝日の場合は開館し、翌平日が休み 12月26日〜31日は休館。展示入れ替えの臨時休館日もあります |
| 入館料 | 一般(高校生以上)600円、中学生以下は無料(公式サイトの利用案内より) |
| 駐車場 | 100台(「るるぶ」の掲載内容) |
| 支払い | 私が行ったときは、QRコードとカードが使えました |
| 見学時間の目安 | 約1時間(私の場合) |
最新の開館日や時間は、キョロロの公式サイトで確認できます。
キョロロの近くにある美人林へ
キョロロから美人林までは、私が歩いたときは5分ほどでした。近くには青空市場があり、私が見たときは野菜などが並んでいました。品ぞろえや販売状況は変わることがあるので、訪問時にご確認ください。
美人林に入ると、空気が変わったように感じます。暑い日でも少しひんやりして、澄んだ空気に包まれるようでした。私には、マイナスイオンを浴びているような心地よさがありました。キョロロを訪れたら、美人林にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
美人林の歩き方や、私が訪れたときの様子は、こちらの記事で紹介しています。
まとめ
鳥に興味がなかった私が、種類の多さに驚いた場所でした。単眼鏡で見えたのは鳥ではなくトンボでしたが、それも含めて、約1時間があっという間でした。
次は、ウグイスの声が聞こえる春に行ってみたいです。
プチ情報

館内のほかにも、見られる場所はあるのかな?

公式サイトには、約80ヘクタールの野外「キョロロの森」があると書かれていたよ。今回は館内だけで約1時間だったから、森の中は歩いていないんだ。「クマに注意」の看板もあったから、今回は見送ったよ。入山には入館券と入山受付が必要だから、くわしくは公式サイトや現地で確認してね。

行く前に、景色だけ先に見られたりする?

展望塔からの景色をライブカメラで見られるページが、公式サイトにあったよ。

