13時に着いて、席に通されたのは14時ごろでした。10月12日、連休最終日に、村上市の鮭料理専門店「千年鮭きっかわ 井筒屋」へ行ったときの話です。
待っている間は町屋が並ぶ通りを歩き、食事のあとは笹川流れまで足をのばしています。
村上で鮭ランチを考えている人に向けて、井筒屋の待ち時間・料金・駐車場を、私が見たままに書きます。
この記事のポイント
- 井筒屋には13時に着き、席に通されたのは14時ごろ(連休最終日)
- 店頭の案内では、お食事のラストオーダーは14時
- おひとり様は、お料理を1つ注文するきまり(単品は含みません)
- 私が食べたのは、極上・豪快はらこ丼(6,750円)、珍味5品盛、鮭のほっぺた
- 駐車場は井筒屋の専用が3台。待つ間は、きっかわ本店の鮭の吊るし見学(無料)と早撰堂で過ごした
村上の鮭ランチ、千年鮭 きっかわ 井筒屋
井筒屋は、村上市小町にある鮭料理専門店です。鮭の加工販売で知られる「千年鮭 きっかわ」が営むお店で、店頭の案内には「芭蕉の宿泊地」と書かれていました。村上市の文化財一覧によると、建物(井筒屋旅館主屋)は国の登録有形文化財です(2007年登録)。

千年鮭きっかわ 井筒屋の入口
13時に着いて、席に通されたのは14時ごろ
お客さんが多いときは、順番待ちのメモに、名前と食べたいメニューを書きます。そのうえで、指定された時間にもう一度来る形でした。
私は13時に着き、席に通されたのは14時ごろです。この日は連休最終日で、前日までの「むらかみ宵の竹灯籠まつり」(10月10日・11日)が終わった後だったので、空いている方だと聞きました。それでも、約1時間待ちました。
店頭の案内では、お食事のラストオーダーは14時です。昼を遅めにする日は、時間に余裕を持って行くほうが安心だと思います。
井筒屋の御品書きには、待ち時間に「茶館きっかわ 嘉門亭」の特製ドリンクをすすめる案内も付いていました。
千年鮭きっかわ 井筒屋の駐車場
店の目の前に、井筒屋の専用駐車場があります。店頭の案内では3台分です。
私は、第四北越銀行の裏の駐車場に停めました。この日は祝日で、銀行が休みだったからです。ただ、誰でも停められるとは限りません。平日などに使えるかどうかは分かりません。停める前に、現地の表示を確認してください。

店の前の専用駐車場(3台分)
店内の様子
店内は静かで、庭園を眺めながら食事ができました。太い梁が見える天井に、屏風の絵が飾られています。

店内に飾られた屏風
店内はテーブル席が4つと、座敷がありました。
そしてなぜかグランドピアノ置いてあります笑
中庭もあり景観を眺めながら食事を楽しめます。

窓の外に庭が見えるテーブル席
御品書きと料金
店頭の御品書きです(税込、2026年10月12日に撮影)。
| お料理 | 料金 |
| 鮭料理 8品 | 3,550円 |
| 鮭料理 11品 | 4,600円 |
| 鮭料理 14品 | 5,850円 |
| 鮭料理 19品 | 7,100円 |
| 鮭料理 22品 | 8,900円 |
| 極上・豪快 はらこ丼 | 6,750円 |
| 極上・豪快 はらこ丼 大 | 8,250円 |
| 単品 | 料金 |
| ほっぺた | 895円 |
| 極上醤油はらこ | 1,500円 |
| 珍味5品盛 | 1,492円 |
| 皮せんべい・ひれせんべい | 746円 |
お料理には、土鍋ごはん(2膳)、出汁茶、一口甘酒が付くと書かれていました。御品書きには「おひとり様はお料理を一つご注文ください(単品は含みません)」ともあります。単品だけでは、1人1品の注文にならないということです。

店頭の御品書き(10月12日撮影)
食べたもの
私が注文したのは、極上・豪快はらこ丼と、単品の珍味5品盛、鮭のほっぺたです。
はらこ丼
はらこは別の器で出てきて、ごはんにのせて食べます。硬めのごはんと相性がよく、プチプチしたいくらは、何杯でも食べられそうでした。ごはんは、岩船のお米を土鍋で炊いたものです。

極上・豪快はらこ丼(6,750円)
木箱には、鮭の頭の甘露煮、手毬寿司、焼き鮭の醤油漬けの3品が入っていました。小皿には、焼いた鮭と漬物ものっています。
テーブルにあった案内には、塩引鮭茶漬のおすすめの食べ方が書かれていました。
- まずは、土鍋で炊いたごはんをひと口
- 次に、塩引鮭とごはんを一緒に。一膳目は、だしをかけずに食べる
- おかわりをして、二膳目はだしをかけてお茶漬けにする

テーブルにあった塩引鮭茶漬の案内
珍味5品盛
心臓、胃、白子、肝臓、せわたの塩辛が入っていました。

珍味5品盛(心臓・胃・白子・肝臓・せわた塩辛)
左から
- 心臓は、思ったよりモサモサしていませんでした。
- 胃も、心臓と同じように生臭さは少なめです。コリッとした食感があります。
- 白子は、モサモサした食感です。若干生臭さがあり、好き嫌いが分かれると思います。
- 肝臓は、レバーのような食感でした。白子と同じく、若干生臭さがあります。
- せわたの塩辛は、しょっぱくてごはんが進みます。ごはんは大盛りにするといいかもしれません。
塩辛の下に敷いてあるねぎは辛く、味のアクセントになっていました。
鮭のほっぺた

焼く前の鮭のほっぺた
ほっぺたは、テーブルの七輪で自分で焼きます。焼き時間の目安は、片面2分、裏面1分です。焼き上がりは、ホタテのような食感でした。

七輪で焼いている鮭のほっぺた
このほか、白子の寒風干しもいただきました。薄くて生臭さは少なめで、漬物感覚で食べられます。
店員さんが教えてくれた鮭の話
食事のあいだに、店員さんが、村上と鮭の歴史、鮭の部位、食べ方を教えてくれました。話を聞きながら食べると、一品ずつの意味が分かって楽しいです。
お店でもらった案内には、鮭の部位ごとの料理がイラストでまとめてありました。頭、中骨、皮、ひれ、心臓、肝臓、胃袋まで、捨てるところがないことが分かります。

鮭の部位ごとの料理をまとめた案内
案内によると、村上では平安時代に京の都へ鮭を献上していたそうです。江戸時代には、村上藩士の青砥武平治が三面川に「種川」を考え、鮭を増やす仕組みをつくったと書かれていました。種川は、世界で初めて鮭の自然ふ化増殖に成功した川とされています(新潟県の資料による)。
最後に出た出汁茶は、香りはほうじ茶のようなのに、飲むと鮭の出汁の味がしました。口の中で、鮭の味が広がります。

最後に出てきた出汁茶
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井筒屋の商品ではなく、村上名産の塩引き鮭の一例です。私はこの商品をまだ食べていません。
待ち時間に歩いた村上の町屋
席に通されるまでの約1時間は、近くの町屋の通りを歩いて過ごしました。井筒屋からきっかわ本店までは、店頭の案内によると徒歩約2分です。
千年鮭 きっかわ本店|鮭の吊るしは見学無料
本店では、天井から吊るされた鮭を見学できます。見学は無料です(観光情報による)。
近づくと、塩のにおいと醤油のにおい、魚のにおいが混ざった、独特のにおいがしました。ずらりと並ぶ鮭は圧巻です。先にここで見てから食べると、鮭の料理がもっとおいしく感じられると思います。
お土産の品ぞろえも多く、店内には「屏風まつり限定セット」の案内がありました。私は何も買わず、見学と撮影だけでした。
注意として、本店の駐車場はあまり広くなく、停めにくいと感じました。
なお、売り場の奥は工場です。「関係者以外立入禁止」の案内があるので、見学は店の手前までにしてください。

きっかわ本店の入口

天井から吊るされた鮭
早撰堂|切り身の落雁と、サービスの最中
早撰堂は、きっかわ本店の近くにある和菓子店です。おばあちゃんがやっているお店でした。
切り身の形をした落雁を、少し食べてみました。棚には、山ぶどうなどの羊羹のような和菓子も並んでいます。

棚に並ぶ、鮭の切り身の形をした落雁
サービスで、最中もいただきました。酸味はなく、小倉の風味でした。店内の屏風も、撮影させてもらいました。

早撰堂で撮らせてもらった屏風
茶館きっかわ 嘉門亭|この日は入れず
嘉門亭は、村上茶を味わえる御茶サロンです。きっかわ本店の斜め向かいにあります。
私が行ったときは、席が予約のお客さんでいっぱいでした。順番待ちの記入帳はなく、時間をかければ座れたと思いますが、待ち時間がかかりそうだったので、今回はやめました。
店頭のメニュー台には、次の内容が出ていました(税込)。
- 亭主の茶(Aコース):3,500円(上煎茶四煎と一口菓子二つ)
- 村上茶セット:1,850円(煎茶と一口菓子二つ)
- 特製ドリンク(焙じ茶とアイス付き):1,980円
- 姫様のかき氷:2,750円など(「夏季限定」と書かれた表で、品切れの札が付いた品もありました)
コースは「1時間ほどかかる内容」と書かれていて、35分の時短コース(3,500円)もありました。アフタヌーンティーは、要予約です。

嘉門亭の店頭メニュー台
公式の観光情報では、御茶サロンは電話で予約を受け付けています。
町屋の屏風まつり
この時期の村上は、第26回「町屋の屏風まつり」の開催中でした。2026年の期間は9月15日から10月15日で、町屋に伝わる屏風や昔の民具などが展示されます(村上市の発表)。
私は、早撰堂、嘉門亭、2店で屏風を見ました。その他にも写真に撮らせてもらったものを載せます。

金屏風の前に並ぶ膳の展示

屏風が飾られた座敷

展示されていた膳
膳の札には、作者や時代は分からないものの、蒔絵の技が見事な富士山十景の膳で、吉川家で特別なお客さんが来る日に今も使っている、と書かれていました。
町屋で見かけた「階段箪笥」
村上の町屋でよく見かけたのが、「階段箪笥(かいだんだんす)」です。「箱階段」とも呼ばれています。
階段と収納が一体になった昔ながらの造りで、段の部分が引き出しや扉になっています。生活用品などをしまえるようです。
江戸時代から明治時代にかけて、町屋や商家などで使われてきました。限られた広さを上手に使う工夫が感じられます。
村上の町歩きでは、こうした昔ながらの建物や暮らしの知恵に触れられるのも魅力のひとつです。

引き出しが段になった階段箪笥
帰りに寄った笹川流れ
食事のあとは、村上市の中心から車で20分ほど走って、笹川流れへ向かいました。着いたのは15時半ごろです。
笹川流れは、日本海に沿って約11km続く海岸線で、国の名勝・天然記念物に指定されています(にいがた観光ナビ)。写真と動画の撮影は、道の駅と弁天岩のあたりでしました。

笹川流れの海岸線を紹介する案内看板
道の駅 笹川流れ
駐車場は2か所ありました。小さい方はほぼ満車で、もう1か所は少し広めです。私が見た感じでは、2か所あわせて30台ほどでした(公式の案内では普通車48台・大型車2台)。道路への駐車は、交通のじゃまになるので控えてください。
道の駅は、JRの駅(桑川駅)と一緒になっていて、電車が通る場面を撮影できます。
階段を降りると、すぐ海です。

道の駅 笹川流れ近くの海岸
弁天岩
道の駅から300mほど離れたところに、弁天岩があります。弁天岩の近くの駐車場に、車を停めました。台数は、道の駅と同じくらいです。丸い形の駐車場で、少し停めにくいと感じました。この日は連休で、混んでいました。
岩には登れます。上には、祠のようなものがありました。私は、そこまでは行っていません。道が悪く、ロープが張ってある場所もあるので、サンダルではなく、靴のほうがいいと思います。
砂浜には貝殻が落ちていて、貝を拾う親子やカップルがいました。釣りをしている人も、何人かいました。

弁天岩近くの砂浜
夕方に行くときの注意
日の入りが早く、私が高速に乗ったのは17時ごろでした。海沿いの景色を見るなら、17時ごろがいちばんよさそうだと感じました。ただ、帰りは暗くなります。運転には気をつけてください。
基本情報
店頭の案内と公式情報をもとに、2026年10月12日に確認しました。営業時間や料金は変わる場合があります。
千年鮭きっかわ 井筒屋
| 住所 | 新潟県村上市小町1-12 |
| 電話 | 0254-53-7700 |
| 営業時間 | 9:30〜15:00(お食事は11:00〜14:00 L.O.。祝日の店頭の案内で、平日は早く終わる場合があります) |
| 定休日 | 年末年始、1〜9月は火曜(店頭の案内) |
| 駐車場 | 3台(店頭の案内) |
千年鮭 きっかわ(本店)
| 住所 | 新潟県村上市大町1-20 |
| 電話 | 0254-53-2213 |
| 営業時間 | 9:00〜17:30 |
| 見学 | 無料(鮭の吊るし) |
早撰堂
| 住所 | 新潟県村上市大町3-5 |
| 電話 | 0254-52-2528 |
| 営業時間 | 8:30〜19:00 |
| 定休日 | 日曜(イベント期間中を除く) |
茶館きっかわ 嘉門亭
| 住所 | 新潟県村上市大町3-7 |
| 電話 | 0254-75-5711 |
| 営業時間 | 9:30〜17:00(御茶サロンは10:30〜16:00 L.O.) |
| 定休日 | 水曜・木曜(店頭の案内) |
| 予約 | 御茶サロンは電話予約(公式の観光情報) |
道の駅 笹川流れ
| 住所 | 新潟県村上市桑川891-1 |
| 電話 | 0254-79-2017 |
| 営業時間 | 物産館は季節で変わる(9〜10月は9:00〜18:00) |
| 定休日 | レストランは4〜10月の毎月最終水曜日(物産館は公式に記載なし) |
| ほか | JR桑川駅と併設 |
まとめ
井筒屋は、連休最終日の13時に着いて、席に通されたのが14時ごろでした。ラストオーダーが14時なので、昼を遅めにする日は、時間に余裕を持って行くほうが安心です。
待ち時間は、きっかわ本店の鮭の吊るしと、町屋の通り歩きで過ごせます。はらこ丼はいくらがプチプチで、珍味5品盛は、部位ごとの食感の違いが楽しかったです。笹川流れは、夕方の海沿いを走る日は、帰りの暗さに気をつけてください。
こぼれ話
井筒屋でもらった案内には、千年もの歴史があること、百種類以上の鮭料理があることが書かれていました。
鮭の旬は秋ですが、井筒屋では季節を問わず鮭を楽しめるようにしているそうです。
いちばんお客さんが多いのは秋だそうです。一年を通して鮭を楽しめるので、人混みが苦手な方は、秋以外に行くのもいいと思います。
次に村上へ行くときは、嘉門亭を予約してから、村上茶も味わってみたいです。

